今年も倉敷市酒津のカフェこてん…
新潟旅行⑫ NAパーティ2017 2日目(天野邸)
ADA本社から少し離れた住宅街の中に、小さな森に囲まれた天野社長の自宅があります。
ここには大型ネイチャーアクアリウム水槽とビオトープの庭が造られています。
個人宅のため一般公開はされていませんが、この日はNAパーティーのため特別に公開されました。
400×150×150cm(W×D×H)の超大型ネイチャーアクアリウムです。
制作年は2001年12月。構図素材はアマゾンから取り寄せた大型流木が使用されています。
地下に掘られた濾過槽と合わせた総水量は12t、フィールドでの照度変化を参考に自然光を取り入れて設計された照明システム、
光センサーによるCO2(二酸化炭素)の自動添加など、自然をモデルにしたテクノロジーが取り入れられています。
設置から16年近い年月が経ち、ボルビティスやミクロソラムなどのシダ系の水草が見事に生い茂っています。
水上に大きな葉を展開したヤマサキカズラの根はプラントフィルターとして水中の窒素やリンを吸収することで水を浄化し、
輝くような透明な水が保たれています。もちろん中を泳ぐ魚たちも美しく発色し、生き生きとした姿を見せてくれます。
水槽に見入るパーティー参加者の方々。
この水槽を見るために日本をはじめ、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど世界中の国からたくさんの方が来られていました。
ADAは現在、東京のすみだ水族館とポルトガルのリスボン水族館に超大型アクアリウムを制作していますが、この水槽で培われたノウハウが生かされています。
管理スタッフの捧(ささげ)さんも、この水槽はネイチャーアクアリウムの原点を示すモデルということで、特別な気持を持って管理されているそうです。
庭に造られたビオトープの森。
全て地元の新潟県産の植物を用いて造られています。枝がいびつに折れ曲がった樹木は山間部の積雪によるもので、
廃棄予定だったものを天野さんが丹念に探し回って集めたものだそうです。
このビオトープは水槽と一対にして鑑賞するように造られており、庭石も水槽に使われている石と統一されています。
私自身この場所に来るのは11年ぶりということもあり、感慨深い気持ちでいっぱいでした。
天野さんが生涯かけて追及し続けた夢のかたち、その情熱と気概を少しでも持ちたいです。
とてもいい時間でした😊🐟✨